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【栃木】

演目は刀剣ファン好み!! あす、初秋彩る足利薪能

能「小鍛冶」の一場面。稲荷明神の化身、霊孤を演じる観世流能楽師の中村裕さん(足利文化協会提供)

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 足利市の初秋を彩る恒例文化行事「足利薪(たきぎ)能」が八日夕、源姓足利氏邸宅跡の鑁阿(ばんな)寺(同市家富町)境内で開かれる。今年は、平安時代の刀工、三条宗近が登場する能「小鍛冶(こかじ)」と、鎌倉時代の刀鍛冶(かじ)にちなんだ狂言「長光(ながみつ)」という刀剣に関係する演目となっている。

 「小鍛冶」は、天皇の命を受けた宗近が霊狐(れいこ)に変身した稲荷明神を相槌(づち)に名剣「小狐丸(こぎつねまる)」を仕上げる話。観世流能楽師、中村裕さんが稲荷明神を演じる。「長光」は、国宝の名刀「大般若(だいはんにゃ)長光」を巡って盗人と田舎者が争う話。和泉流狂言師の野村万蔵さんが出演する。

 能は室町時代の三代将軍、足利義満の庇護(ひご)で大成したとされる。同市が源姓足利氏発祥の地という縁で一九八五年に薪能が始まり、今年で三十四回目。

 昨年、足利学校ゆかりの名刀、山姥切(やまんばぎり)国広を市内で展示したところ、全国から四万人近い刀剣女子の来訪があり、これを受けて主催者が刀剣にちなんだ演目を関係者に要望したという。実行委員会事務局の足利文化協会担当者は「刀剣ブームにあやかって若者や女性のファン開拓も期待しています」と話していた。

 午後五時開演。当日券はS席六千五百円、A席五千五百円、小中高生は一律二千五百円。問い合わせは同協会=電0284(44)4123=へ。(梅村武史)

 

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