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【栃木】

「乾癬、感染しない」理解を 東京のアート展 宇都宮の山下さん訴え

アートの前で美容室でのつらい思いを振り返る山下さん。人形の頭皮に乾癬を表す模様が光る=東京都港区で

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 皮膚がはがれ落ちるなどの症状が出る慢性疾患、乾癬(かんせん)を理解してもらうアートイベント「ふれられなかったにんげんもよう展」が、東京都港区赤坂の東京ミッドタウン地下一階アトリウムで開かれている。五日のトークセッションでは患者団体メンバーや患者でモデルの道端アンジェリカさん(32)らが「乾癬は感染しないと知って」と呼び掛けた。入場無料で七日まで。

 患者八人が四月に設立した一般社団法人「INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会」の理事で、中学生の時に発症した宇都宮市の山下織江さん(39)は、十代のころが特に頭皮の症状がひどく、美容院で理解してもらえず、ヘアスタイルを楽しむ気になれず、つらかった。今も落ちた皮膚が服に付いていないかなど気にするが、「乾癬を理由に何かを諦めないでほしい」と語った。

 展示するアートは、等身大の真っ白な人形が美容室、電車の中、会議室、寝室という四つの場面にあり、フラッシュを当てて撮影すると、それぞれの場面にある人形のうち一体に乾癬を示すまだらな模様が表れる仕組み。日常生活で「症状が知られたらどうしよう」「自分は避けられているのでは」と悩む患者の気持ちを表現した。 (神谷円香)

 

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