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【栃木】

下今市駅舎「昭和レトロ」な空間つくり 県マロニエ建築賞東武鉄道初受賞

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 東武鉄道(東京)が「SL大樹(たいじゅ)」運転開始に合わせて、下今市(しもいまいち)駅(日光市)の構内に整備した駅舎とSL機関庫が、第三十回(二〇一八年度)県マロニエ建築賞を受賞した。昭和のレトロ感を意識した駅構内の整備などが評価された。東武鉄道は「日光・鬼怒川エリアに統一的なSLの世界観をつくり出し、地域の活性化に貢献したい」(広報部)と期待している。 (北浜修)

 同賞は県などが主催。第一回(一九八九年度)から都市景観の形成や歴史、文化の創造などに資すると認められた建築物や建築物群に与えられている。東武鉄道の受賞は今回が初めて。

 下今市駅は東武日光線と鬼怒川線の分岐駅で、昨年八月から始まったSL運行の拠点。同駅は二九(昭和四)年に開設され、その後改修を重ねてきた。

 現在の駅舎は昨年七月から使われている。木造の地上一階建て、延べ約三百三十平方メートル。SLが走っていた時代を彷彿(ほうふつ)とさせることをコンセプトに日本家屋のような建物に改修した。人々が気軽に使えるように、駅舎の前面には縁側のようなベンチが設けられている。

 機関庫は新築で、昨年三月から使われている。鉄骨造り地上一階建て、延べ約五百三十平方メートル。近代の工場跡のような赤レンガの外観が印象的だ。

 審査では「SL復活運転プロジェクトに合わせ、駅舎のリニューアルと機関庫の整備がなされ、昭和レトロを意識したデザインなど、地に足のついた建物群としての駅空間整備と言える」と評価された。

 

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