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【栃木】

「県魅力度44位」で識者ら意見交換 「観光資源PR強化を」

栃木の魅力の情報発信などについて意見を交わす委員ら=宇都宮市で

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 民間シンクタンクが発表した都道府県の魅力度ランキングで四十四位だった栃木。県が七日に開いたとちぎブランド力向上会議で、結果について有識者らが意見を交わした。特に評価が低い西日本でのPR強化など、情報発信の在り方をめぐり、さまざまな提案や注文があった。 (北浜修)

 宇都宮市の県公館で開かれた会議には、県内外の大学や経済団体、商工業、観光業などの関係者ら約二十人の委員が参加。県の担当者から、ブランド総合研究所(東京)が十月発表した今年の「地域ブランド調査」の結果の説明を受けた。

 調査結果によると、都道府県別の魅力度で、栃木は四十四位と前年より一つ下げる結果に。二〇〇九年以降、一五年の三十五位を除いてすべて四十位台で今年はJRグループなどとの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」を四〜六月に展開したにもかかわらず、「定位置」から抜け出せなかった。

 栃木の魅力度ランキングを回答者の居住地別にみると、近畿地方の人々からの評価が特に低く、三年連続で最下位(四十七位)だった。

 対照的に、市区町村別の魅力度では、県内から日光市が前年より一つ上げて十一位につけて、全国の名だたる観光都市と肩を並べていた。

 調査結果を受けて、県の担当者は「近畿圏でのPR不足や、日光など優れた地域資源と栃木県の結びつきが弱いことなどが課題だ」と分析した。

 これに対して、委員からは「魅力度ではなく伝達度のランキングだと思う。栃木の魅力が県外、とくに西日本へ伝わっていない」「イチゴ、宇都宮のギョーザ以外にも、栃木の食のPRがもっとあっていい」「(県が委嘱する)とちぎ未来大使など影響力のある人とのコラボレーションが必要」などと、観光資源の情報発信の在り方への意見が相次いだ。

 一方、ランキングに一定の距離を置く見方も出た。ランキングでは毎回、北関東各県などの下位争いがクローズアップされがち。そうした現状を踏まえてか、ある委員は「ブランド調査にこだわる県は(全国的にも)そんなにない」と発言。別の委員も「ゆとり、ゆるさを持ってとらえてもよいのでは。本気でとらえているのは北関東と一部のメディアだけではないか」と話した。

 

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