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【栃木】

オレンジランナーズ、認知症支援を走ってPR 9日号砲のさのマラソン

昨年のさのマラソンで認知症啓発のマフラータオルを巻いて走るオレンジランナーズ(NPO法人風の詩提供)

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 佐野市の認知症を患った人やその支援者らでつくる「オレンジランナーズ」が9日、同市で開かれる「さのマラソン」を今年も走る。認知症への理解を広げて患った人を支える仲間を増やそうと、3年前からおそろいのオレンジ色のタオルを身に着けて沿道にアピールしている。今回はこれまでで最も多い50人超がエントリー。支援の輪は広がっている。 (梅村武史)

 企画したのは、NPO法人「風の詩(うた)」。市内で運営する認知症カフェ「まちなかサロン楽風(らふ)カフェ」に集う認知症の人や家族、介護スタッフ、佐野市議、市職員らがオレンジランナーズだ。初参加の三年前は五人のみだった。一昨年十人、昨年は二十人と増え、今年はランナー五十人超のほか、後方支援のスタッフを含め計七十人近い大所帯になった。

 オレンジ色は認知症を支援する人を表す。ランナーは「笑顔あふれる地域へ」というメッセージを縫い込んだマフラータオルを首に巻き、沿道の市民や他の一般ランナーにアピールする。オレンジランナーズに声をかけるだけで、認知症支援者の仲間入りができる。

 社会福祉士で同法人理事長の永島徹さん(48)は「認知症の人を支えていくのは地域の力。同じ思いの人が知り合い、顔なじみになれるマラソン大会は絶好の機会」と語る。現在、佐野市には約五千人の認知症を患った人がいると推計されている。同法人は「二〇二五年問題」として取り沙汰される超高齢化社会にむけ、活動を継続していく方針という。

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永島徹さん

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 例年三千人が参加するさのマラソンは九日、同市赤見町の市運動公園陸上競技場周辺で行われる。オレンジランナーズが走る十キロは午前九時四十五分に同競技場をスタートする。雨天決行。

 八日午後一時半〜三時には、同市若松町の佐野駅前交流プラザぱるぽーとで初の「オレンジランナーズ集会」を開く。これまでの活動報告や認知症を学ぶ講演がある。参加無料。問い合わせは同法人=電0283(62)7082=へ。

<2025年問題> 1947〜49年の戦後ベビーブームに生まれた団塊の世代全員が2025年に75歳以上の後期高齢者となり、社会保障費が膨れ上がることが懸念されている。国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、かつて経験したことのない超高齢社会を迎える。

 

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