【東京】練馬区’12予算案 光が丘病院関連5億円 改修工事や電子カルテ導入三月末で日本大学が運営から撤退し、公益社団法人「地域医療振興協会」が引き継ぐ日大練馬光が丘病院について、練馬区は三十一日の新年度予算案に、建物改修工事費用や電子カルテ導入工事補助など約五億一千万円を盛り込んだ。昨年七月に問題が明らかになって以来、初めて記者会見した志村豊志郎区長への質問は病院に集中したが、「(スタッフなど)ほとんど決まっている。心配ない」と述べた。 光が丘病院の建物は区の所有で、建設から二十五年が過ぎて老朽化している。区は、新病院開院に向けて空調、電気設備改修の工事費用を負担し、振興協会が実施する電子カルテなど医療情報システム関連の工事と内装工事の費用の半額を補助する。また、現在日大に委託している小児初期救急医療事業と周産期セミオープンシステム事業を新病院でも初日から継続するとし、委託料約五千五百万円を盛り込んだ。 志村区長は、日大理事会から撤退を伝えられた一昨年二月以降、「理事長に会いたいと何度も申し入れしたが、決定は覆らないとして会ってもらえなかった」と強調した。 昨年四月の区長選挙では、区内の医療を充実させる五大病院構想を掲げて当選しながら、中核である日大の撤退を区民に公表したのは三カ月後だった。志村区長は「選挙には出したくない中身。日大だけが頼りだと信じ切っている患者さんの心を裏切ることはできない。同時に、区が日大に慰留を交渉中で、宣言できないのは当然の理だ」と弁解した。 日大撤退で難病患者らが行き先に困る可能性は「そういう苦しみを区民がするなら、なぜ日大は患者を捨てていけるのか。医道とはそういうものではない」と批判。日大と再度交渉する考えは「一切ない」と話した。 (柏崎智子) <一般会計> 2275億円(前年度当初比2.1%減) <主な事業> ▽東日本大震災を踏まえた災害対策 1億 144万円 ▽幼稚園、保育所と小学校の連携強化 98万円 ▽高齢者施設を拡充 12億4460万円 ▽ホタルの里づくり 829万円 ▽牧野富太郎生誕150年特別展示など 441万円 PR情報
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