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【東京】

新旧の寄り添う街「入谷」 ラリーで魅力発見

レトロな住宅と高層マンション。入谷地区の名所で平安時代の歌人・小野篁(たかむら)をまつる小野照崎神社の周辺は新旧が交ざり合う=台東区で

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 上野から1駅で、浅草にも歩いていけるほど繁華街に近いのに、いまも懐かしい昭和の住宅街が残るのが台東区の入谷エリアだ。最近は老舗に加え古い建物を活用したおしゃれなスポットも増えている。街の知られざる面白さを知ってもらいたいと、新旧の住民が手を携えてイベントを企画した。 (浅田晃弘)

 東京メトロ日比谷線入谷駅周辺で九日に始まる「good day 入谷」。参加十六店舗でつくる実行委員会が主催するウオークラリーで、六月までの毎月第二土曜日、三回にわたって開く。期間中はマップを持って店をめぐり、全部のスタンプを集めると先着で景品がもらえる。

 「上野や浅草、谷中‥。全国に知られた観光地が集まる台東区では入谷は影が薄い存在ですが、もっと注目したいと思いました」

 イベントを呼び掛けた「まちづくり会社ドラマチック」代表の今村ひろゆきさん(34)が言う。空き家や空きビルを新しいビジネスや交流の場所に再生させることを業務としている。会社は入谷駅から徒歩二分のかつて家具店だったビルに入る。縁あって一昨年、ここを拠点としたことで入谷の街に関心を持った。

 朝顔市で知られる入谷鬼子母神(真源寺)、富士塚のある小野照崎神社など由緒ある寺社が多い。通りから一歩入れば、路地が入り組むレトロな住宅街。そこに若い世代が始めたカフェやゲストハウスが点在する。マンションも増えている。

 「歴史ある街と新しい住民とをつないでいきたい。これから、この街に住みたいという人を増やすきっかけになっていけば」

 イベントには築八十年の長屋を改装したイベントスペースや、バーを併設したゲストハウス、創業百十年の米穀店、やきとり店、フラワーショップなど多様な店舗が参加した。ドラマチックが「新時代の公民館」を触れ込みに昨年開設したコミュニティースペース「SOOO(ソー)dramatic!」では、主に東京東部で活動する雑貨工房や飲食店などが集まった「good day market」が開かれる。詳細はフェイスブック「good day 入谷」で。

 

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