東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

映画作家・野中真理子さん 新作公開合わせて旧作の無料上映イベント

 地域の子どもたちの輝きを映像化してきたドキュメンタリー映画作家、野中真理子さん(56)の旧作を無料上映するイベントが9月13、15の両日、渋谷区渋谷2のシアター・イメージフォーラムで行われる。子育てを終え、親の介護をしながら製作した11年ぶりの新作の公開に合わせた催しだ。 (中村信也)

 野中さんは、テレビ制作会社時代に「世界の車窓から」(テレビ朝日)などを作った。「NONFIX」(フジテレビ)では、「東京野良犬絶滅都市」「在日コリアンを考える」でギャラクシー奨励賞を受賞。ほかに「課外授業 ようこそ先輩」(NHK)がある。

 独立後、自然に触れさせるユニークな保育をしている埼玉県の保育園に通う百人の子どもたちを撮った二〇〇一年の初監督作品「こどもの時間」が、今もロングランを続けている。食べる、眠る、泣く、走る、遊ぶ−に一生懸命な子どもの小さな体から生まれる物語が感動を呼んだ。

 〇四年の二作目「トントンギコギコ図工の時間」では、品川区立の小学校が舞台。毎週心待ちにしている図工の時間に、自由にものを作る子どもたちの切なくいとおしい時間を描き、キネマ旬報ベストテン文化映画部門第三位などを受賞。

 新作は九月十七日から公開の「ダンスの時間」。東京スカイツリーの下にある「すみだ水族館」のスタッフに、コミュニケーションのレッスンをするなどしているダンサーが主人公。老いた母の介護中で、母との触れ合いはデュエットダンスだと描かれる。ダンサーの日常を追いながら、人の心と体を自由にしてくれるダンスの秘密を探る。

 子育てを終え、親の介護をしながらこの新作を作った。野中さんは「新作も旧作も、伝えたいのは数値化が難しい、たましいの輝き。心の声に耳を澄まし、見えづらい光を探し求めて作った映画たちです」と話している。

 無料上映は九月十三日が「トントンギコギコ図工の時間」。出演した元小学校図工専科教諭がゲスト。十五日は「こどもの時間」。作家・作詞家高橋久美子さんがゲスト。いずれも午後九時十分から。上映後に監督とゲストがトーク。

 申し込みは、見たい作品名と氏名、連絡先(電話番号、Eメールアドレスかファクス番号)を明記の上、野中真理子事務所=ファクス0422(77)8860、Eメール=office@nonaka-mariko.com=へ。各回、申し込みが百人になり次第、受け付け終了。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by