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【東京】

がん患者に「生きる力」を 「マギーズ東京」開設記念し講演会

英国のマギーズセンターの幹部らも参加して開かれた講演会=江東区で

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 がんと診断された人や家族らが、看護師などの支援を無料で受けられる民間施設「マギーズ東京」(江東区豊洲)の開設を記念した講演会が、豊洲シビックセンターで開かれた。発祥の地、英国の関係者がサポートのあり方などを話し、約三百人が耳を傾けた。

 英国のマギーズセンターは一九九六年、第一号が北部のエディンバラにできた。予約せずに訪れることができ、家庭的で落ち着いた雰囲気の中、看護師や心理士らの傾聴を受けられる。対話を重ね、「生きる力」を取り戻すことを目指す。

 講演では、エディンバラのセンター長アンドリュー・アンダーソンさんが、がん専門看護師としての経験から「病院のケアだけでは、足りないものがあると気づいた」と主張。役立つ情報の提供や、心理的支援といったプログラムについて説明した。

 マギーズセンター事業開発部長のサラ・ビアードさんは「死の恐怖の中にあっても、生きる喜びを失わないことがとりわけ重要」と強調。さらに、建設費も運営費も全て寄付で賄っているセンターの資金調達方法についても話した。

 マギーズ東京センター長で看護師の秋山正子さんは「オープン二日で百人以上の相談があり、世の中から求められていると分かった。信頼されるサービスを提供したい」と決意を新たにした。共同代表の鈴木美穂さんは「多様なチャリティーにも取り組みたい」と意気込みを語った。

 (竹上順子)

 

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