東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

世田谷で15日に「LGBT成人式」 「誰もが楽しめる場に」

LGBT成人式に向けて意気込みを話す山本朋果さん=都内で

写真

 同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)らが、年齢に関係なく誰でも参加できる「LGBT成人式」が15日、世田谷区太子堂の三茶しゃれなあどホール(区民会館別館)で開かれる。運営組織の代表を務める法政大4年の山本朋果さん(22)は「誰もが楽しめる場にしたい」と話し、参加を呼び掛けている。 (奥野斐)

 「着たい晴れ着を着られない」「地元では自分らしく振る舞えない」。LGBT成人式はそんな声を受け、当事者を支援するNPO法人「ReBit(リビット)」が五年前に始め、全国各地で開かれるようになった。

 東京会場ではこれまで、当事者の学生らが代表を務めてきたが、山本さんは非当事者。「私がなることで、より多くの人がLGBTについて考えるきっかけになるのでは」と考え、手を挙げた。

 山本さんは一昨年十一月からリビットの活動に参加。メンバーの八割が当事者という状況の中、男性が自分の恋人を「彼氏」と呼ぶのに新鮮さを感じた一方、無力感も味わった。「明るく振る舞うメンバーも、実は過去に家族に伝えるのに苦労したり、自殺未遂したりして悩んでいた。当事者ではない自分には何もできないと思った」と振り返る。

 それが、昨年の成人式の運営などに関わるうち、LGBTへの理解を広げるために自分ができることをやればいいと感じるようになった。大学の飲み会では、同性愛者をばかにして「俺はそっち系じゃない」と笑う同級生に注意した。知人から当事者だと伝えられたこともあった。

 山本さんは「自分の身近にはいないと思っていたが、それは打ち明けられていなかっただけ。LGBTについて少しでも知れば、振る舞い方も変わってくる」と実感を込めて語った。

    ◇

 LGBT成人式は二部構成で、一部の式典は午後二〜四時、二部の交流は午後四時半〜六時十五分。新成人の辞や当事者らによるトークショー、ゲーム大会などがある。保坂展人・世田谷区長も来場予定。参加費三千円(二十五歳以下は割引あり)で定員は百人。十二日までにホームページ(「2016年度LGBT成人式」で検索)から申し込む。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by