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【東京】

伝統の酒造りがアニメ動画に 観光誘客へ福生市HPで公開

福生駅前に立つ主人公(動画から、福生市商工会提供)

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 外国人をはじめ多くの観光客に来てもらおうと、歴史ある酒蔵を軸に福生市の魅力を紹介するアニメ動画が完成し、市のホームページなどで公開されている。主人公の声は、大ヒット映画「君の名は。」に出演する声優が担当。本人役で登場する二つの酒蔵の社長も声優に初挑戦した。 (加藤健太)

 動画は、日本酒のPRイベントに携わる主人公の女性が酒造りの現場を訪れ、伝統を重んじる作り手の思いに気付く物語。JR福生駅や、英語表記の看板が立ち並ぶ国道16号沿いの風景も丁寧に描写されている。女性の声は「君の名は。」で主人公宮水三葉(みやみずみつは)の母親を演じた大原さやかさんを起用した。

 国の交付金千四百万円を活用した市の委託事業で、市商工会が森ビル(港区)に制作を依頼した。

 タイトルは「東京の酒蔵」を意味する「Tokyo SAKE Brewery」。外国人にもなじみやすいタイトルにして、都心から電車で一時間以内という立地や、人気の酒蔵見学の予約方法も盛り込んだ。

 市内にある田村酒造場(創業一八二二年)と石川酒造(同一八六三年)を訪問するシーンでは、本人の声の田村半十郎社長と石川彌八郎社長が「福生には、おいしい酒のもとになる伏流水が流れている」などと紹介。吹き替えの収録は田村酒造場の会議室で行われ、二人は和気あいあいと演じていたという。

 二つの酒蔵では見学に訪れる外国人が増え、受け入れ態勢の整備が進む。市も酒蔵がある青梅、あきる野、東村山の三市と共同でパンフレットを作るなど、酒蔵から酒蔵を巡る広域観光の仕組みづくりに乗り出している。

 市商工会の松元健一さんは「福生は米軍横田基地のイメージが強いが、江戸時代から続く伝統的な酒蔵もある。和洋が溶け合った独特の雰囲気をアピールしたい」と話した。

 動画は四分三十秒で、日本語字幕版と英語字幕版がある。日本語字幕版は市のホームページのほか、市観光案内所「くるみるふっさ」のフェイスブックページにリンクがある。英語字幕版はユーチューブで検索。

 

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