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【東京】

浅草循環23万キロ 廃車の危機越え パンダバス、カフェ変身

車内で飲み物を作るキッチンカーとして浅草に再登場したパンダバス=台東区で

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 台東区・浅草を走るマスコットとして親しまれていた無料循環バス「パンダバス」の1号車が、飲み物を販売するキッチンカーに生まれ変わった。13日に始まった浅草六区オープンカフェの社会実験で初お目見えし、2月12日までの金、土、日曜日に営業する。約7年半で23万キロ走り、80万人を乗せてきたバスが、今度は立ち止まってお客を待っている。 (神谷円香)

 パンダバスは二〇〇八年十二月、イベント企画などを手掛ける浅草の会社「セグラスグループホールディングス」が地域貢献のため始めた。浅草の観光地をぐるりと回れる無料のバスで、パンダ柄の車体が目を引いた。一一年には女の子バージョンの二号車が登場し、浅草と上野を結ぶ別ルートを走った。資金難などで継続が難しくなり、昨年八月に一時、運行を終了。体制を見直し、十一月末から土日祝日のみの運行で二号車が浅草循環ルートで再出発した。だが一号車は走行距離が限界に達しており、廃車の危機に陥っていたところ、浅草六区の再生を目指し昨年から社会実験が始まったオープンカフェへの出店の話がきた。

 同社プロジェクトマネージメント室の安田和章室長は、「もともとパンダバスは、浅草六区に人が来てくれるようにと走り始めたバスだった。これから週末、にぎわいをつくっていけたら」と意気込む。

 販売するのはコーヒーやジュース、ビール、オリジナルカクテルなど。十三日に営業を始めると、「あ、パンダバスだ」と目を留める人や、早速お酒を買ってくつろぐ外国人観光客らでにぎわった。営業は午前十一時からで、金、土曜日は午後九時まで、日曜日は午後六時まで。

 オープンカフェ社会実験は、道路の占用基準を緩和し街頭イベントなどがしやすくなる国家戦略特区の事業認定を目指し、地元の六区ブロードウェイ商店街振興組合が昨年四月に始めた。実験は今回が三回目で、二〇一七年度中の事業認定を目指している。

 

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