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【東京】

江戸湊よみがえる 「海運と江東」特別展 中川船番所資料館

特別展で展示されている「東都名所 佃島入船之図」(船の科学館所蔵)

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 江戸の物流を支えた船による輸送「海運」を錦絵や古地図などで見せる特別展「江戸の海運と江東」が、江東区大島の中川船番所資料館で開かれている。当時は大坂から江戸へ船がさまざまな商品を運び、隅田川河口には蔵が立ち並んだ。写真もデジタル機器も使わない描写力で「江戸湊(えどみなと)」をよみがえらせている。

 江戸には関西から商品、東日本や東海地方などからは年貢米が運ばれてきた。佃島(現中央区)の辺りに「弁才船(べんさいせん)」と呼ばれた大型船が停泊。はしけが積み荷を取りに行き、掘割を通って市中の河岸に運んだ。同館次長の久染健夫さんは「江戸という都市全体が、船着き場を中心に問屋や商店などが広がる『湊』と呼ぶべき所だった」と話す。

 展示は、(1)海運が支えた江戸時代の日本(2)「天下の台所」大坂(3)江戸湊のにぎわい(4)江戸の問屋(5)海運の技術と情報−で構成。計約六十点の資料を基に江戸湊を紹介している。風景を写真のように描いたイラストレーター故谷井健三さんの絵画四点(船の科学館所蔵)も見どころだ。

 三月五日まで。原則月曜休館で午前九時半〜午後五時。観覧料は大人二百円、小中学生五十円。展示している錦絵を絵はがきにし、三枚一組を百円で販売している。

 また、久染さんの講演会が二月二十日午後二時から、区総合区民センターで開かれる。参加無料で先着五十人。申し込みは二月十日から同館で電話受け付け。問い合わせは同館=電03(3636)9091=へ。

 

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