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【東京】

作品で「中東に平和を」 京橋で4日まで絵画、織物など展示

ラスト・カフィーヤを手にする北村記世実さん。手前はサブリーンさんの絵をあしらったバッグ=中央区で

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 紛争の続く中東から平和への願いを込めて作った、現代アートや伝統的織物を集めた作品展が、中央区京橋1のギャラリー「モーツァルト」で、4日まで開かれている。15歳で亡くなったイラク人女性が描いた笑顔の少女の絵をあしらったバッグや、ヨルダンに避難している画家の絵、パレスチナ最後の織物工場の織物などが並ぶ。 (飯田孝幸)

 中東で支援活動をしている団体「パレスチナ・アマル」(北村記世実(きよみ)代表)、「PEACE ON」(相沢恭行代表)主催で、「JIM−NET」(鎌田実代表)が共催。

 イラク人女性サブリーンさんは、米国がイラク戦争で使った劣化ウラン弾の影響でがんになり、二〇〇九年に亡くなった。バッグとともに「私は死にます。でも幸せです。私の絵を皆さんにみてもらい、イラクの子どもたちが助かることを願っています」という生前の言葉も紹介している。

 絵画十七点のうち十四点は、イラクからヨルダンに避難しているハーニー・ダッラ・アリーさんの作品。イラクで生命の木と呼ばれるナツメヤシの葉で作った紙に農家の女性を描いた。

 アリーさんと交流を続ける「PEACE ON」の相沢さんは「彼は、生まれ育った大地から引き離される痛みを癒やすために、故郷への思いを描いている」。

 パレスチナはかつて織物産業が盛んだったが、紛争で衰退し、残っている工場は一軒だけ。「ラスト・カフィーヤ」と呼ばれる織物約百点が展示されている。シリア難民のママたちが作った刺しゅう作品には、紛争で廃虚と化す前のアレッポの街並みを縫ったものもある。

 午前十一時〜午後七時(四日は午後五時まで)。入場無料で作品は販売も。一、三日は午後五時からトークライブ。問い合わせは、モーツァルト=電03(6228)6848=へ。パレスチナの織物はパレスチナ・アマルのホームページで通信販売している。

 

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