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【東京】

在日コリアンの舞踏家描き出す 千代田であす上映

踊りを披露する〓梨花さん(映画「花のようにあるがままに」から)

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 在日コリアンの舞踏家、〓梨花(ペ・イファ)さん(62)を描いたドキュメンタリー映画「花のように あるがままに」が二日、千代田区永田町の憲政記念館で上映される。一〜三日に開催のアジア国際映画祭で上映される七カ国十八作品の一つ。

 梨花(イファ)さんの父 〓学奉(ぺ・ハッポン)さん(故人)は戦前、百八十人の仲間とともに日本に強制連行され、宮崎県上米良(かんめら)の発電所建設工事をさせられた。後に脱走し、広島、岡山、三重などを転々。工場や造船所で働きながら逃亡生活を続けた。終戦直前は、岐阜県の軍用飛行場の建設に携わった。

 戦後は建設会社を興し、末っ子の梨花さんら八人の子を育て、朝鮮学校も設立した。梨花さんは現在、京都市の祇園で韓国風居酒屋を経営する傍ら、高校など三百カ所以上で朝鮮半島の古典舞踊を教え、人権学習の講師も務める。「朝鮮人と日本人が共に生きられる社会を」と、父の思いを引き継ぐ。

 港健二郎監督は「在日韓国人の歴史を知り、日本社会の在り様を共に考えてほしい」と話している。

 憲政記念館は東京メトロ丸ノ内線など国会議事堂前駅下車。「花のように あるがままに」だけの鑑賞は千円。

  (望月衣塑子)

※ 〓は、なべぶたの下に非、衣。

 

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