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【東京】

明るく笑える「ライト俳句」 台東の八塚さん、来月に落語家交え句会

俳句落語会のチラシを手に、「滑稽(kokkei)を世界語にしたい」と意気込む八塚さん=台東区で

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 五七五調の形式にとらわれず、詩のような表現をする「ライト俳句」を、台東区上野の会社員八塚一青(本名・慎一郎)さん(41)が提唱している。「笑いを押し出し、明るい詩として俳句を伝えたい」と考え、落語家を交えた句会を三月に開く。 (神谷円香)

 久しく何も 挿されていない リビングの一輪挿し/寒替りに 今朝は ひときわ 所在なげ

 八塚さんが、ツイッターで披露しているライト俳句の一例だ。先に詠んだ俳句をアレンジしている。もともとはこんな具合だった。

 挿されずの 一輪挿しや 寒替り

 ツイッターでは、ライト俳句と、下敷きにした俳句や川柳を並べて違いを比べられるようにしている。

 「軽妙洒脱(しゃだつ)な味わいを意味する『俳味』を持つ表現を目指している。形式にはこだわらず、風情に加えて日常のささいなことを明るく笑ってしまいたい。俳句と川柳の融合ともいえる」

 ライト俳句のヒントは、明治の俳人・正岡子規にあった。「子規の全集を読んでいたら、他の人が詠んだ俳句を自分なりの解釈で長編の詩に変換しているのを見つけた。自由に表現する試みを、自分でもやってみたいと思った」と振り返る。

 今年は、子規の生誕百五十周年。「滑稽さが俳句の本質」と考えて活動する日本唯一の団体で、自身も会員になっている滑稽俳句協会(愛媛県砥部町)の後援を得て、初めての「ライト俳句落語会」を企画した。

 落語会は三月十九、二十の両日午後五時半から台東区根岸の子規庵で。二千五百円(前売り二千円)。会場で実演するライト俳句にしてほしい自作の俳句・川柳を募集している。問い合わせは八塚さん=メールlaiku.rakugo@gmail.comか、電080(3398)1121=へ。

 

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