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【東京】

北斎 2大収集家の名品 あすから墨田の美術館で企画展

企画展で展示される、ピーター・モースさんが所蔵していた「北斎論」=墨田区のすみだ北斎美術館で

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 江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の殿堂として昨年十一月に開館した「すみだ北斎美術館」(墨田区亀沢)で四日、二度目の企画展「すみだ北斎美術館を支えるコレクター」が始まる。所蔵の中核を占める二人のコレクターが集めた名品にスポットを当てた。(大平樹)

 二人のコレクターは、米国人の美術研究家ピーター・モースさん(一九三五〜九三年)と、浮世絵研究の大家で日本浮世絵協会会長を務めた美術史家の楢崎宗重さん(一九〇四〜二〇〇一年)。同館が所蔵する資料約千八百点のうち、モースさんの遺族から購入した資料は約六百点、楢崎さんが寄贈した資料は約四百八十点ある。

 企画展では、二人のコレクションから選んだ百三十一点を、前後期に分けて入れ替え展示する。三月五日までの前期の目玉は、代表作「冨嶽(ふがく)三十六景」の一つ「甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ)」。藍色一色のグラデーションが鮮明だ。

 三月七日からの後期は、絵の具を塗らず、紙をへこませた線だけで川面の波を表現した「武州玉川」などを紹介する。モースさんが所有していた楢崎さんの著作「北斎論」や、モースさんが残した北斎の魅力を伝える言葉も並べる。

 同館には先月末までに、約十一万五千人の入館者があった。当初の目標を大幅に上回っており、二十万人としていた年間目標を今後修正する。

 企画展は四月二日まで。入館料は一般千円。原則月曜休館。問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600=へ。

 

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