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【東京】

出土品から見る八王子の歴史 土器など120点を時代ごとに展示

縄文時代のコーナーには辺名遺跡で出土した土器(右)などが並ぶ=八王子市で

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 八王子市内にある旧石器〜戦国時代の遺跡から発掘された土器や道具などを紹介する特別展「掘りおこされた八王子の歴史」が市郷土資料館(上野町)で開かれている。計約百二十点を時代ごとに展示し、発掘現場の写真や地図をパネルにした解説もある。三月二十六日まで。 (村松権主麿)

 旧石器時代の目玉は長さ約八センチの石核(せきかく)で、市内の出土品で最も古い三万五千年前にさかのぼる。当時は石核を削って、やりの先などを作ったとされ、実物のナイフ形石器も展示する。

 縄文時代のコーナーは、土器や土偶、装身具など約三十点を展示。辺名(へんな)遺跡(下恩方町)の深鉢は、縁に施された大胆な装飾が鳥や人の顔に見え、市文化財課の村山修さん(48)は「いろいろな想像ができるのも縄文土器の面白さ」と話す。

 弥生時代の小銅鐸(どうたく)は長さ三センチほどで、中郷(なかごう)遺跡(長房町)で発掘された。都内で見つかった銅鐸は、これと新宿区の小銅鐸だけ。戦国時代に北条氏照が築いた八王子城跡(元八王子町)では、イタリア・ベネチアで作られたレースガラス製のつぼの破片が出土。石こうを使い、つぼの形が復元され、陶器の茶入などと並ぶ。

 今月十一日と三月十一日には、午前十時と午後二時から約三十分の展示解説を実施。同五日の午前十時と正午からは、復元した縄文時代の衣装と首飾りを身に着け、写真撮影ができる。いずれも無料。村山さんは「普段は展示していない貴重な資料ばかり。昔の暮らしに思いをはせ、八王子の長い歴史を実感してほしい」と話す。

 午前九時〜午後五時で入館無料。月曜が休館で祝日の場合は翌日(三月二十一日は開館)。問い合わせは市郷土資料館=電042(622)8939=へ。

 

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