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【東京】

熊本地震を風化させない 地元の景色を刺しゅうや絵画に 中央区で展示

展示会場に並ぶ作品の前に立つ宮川有紀さん(右)と中川百合恵さん=中央区で

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 昨年四月の熊本地震で被災した東京芸術大の卒業生らの刺しゅう作品や七宝焼ブローチなどを集めた展示会が、中央区のギャラリー「モーツァルト」で十九日まで開かれている。地元の海を描いたフレスコ画、雪が降る様子を羊毛で空間演出した作品なども並ぶ。

 展示会を開いているのは、熊本県在住の宮川有紀さん(34)と中川百合恵さん(30)、茨城県龍ケ崎市在住の椎葉聡子さん(49)。三人とも熊本県立第二高を卒業後、東京芸術大に進学した。

 熊本地震が関東で風化していくのをもどかしく感じていた椎葉さんが、後輩二人に声を掛けて開いた。

 中川さんは、絵の具の代わりに糸を使って油絵のようなタッチに仕上げる作品を「刺しゅう絵画」と名付けて、制作を続けている。「熊本をイメージできるものにしたい」と考え、同県御船町で化石が産出される恐竜をあしらった刺しゅう絵画を作った。

 熊本市の自宅が全壊した宮川さんは、引っ越し先の同県玉東町で制作したブローチや布製バッグなどを出品。熊本・天草の海や、古墳の壁画などをモチーフにした椎葉さんのフレスコ画も並んでいる。

 午前十一時〜午後七時(十九日は午後五時まで)。問い合わせは、モーツァルト=電03(6228)6848=へ。 (飯田孝幸)

 

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