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【東京】

仮設暮らしの肖像 福島・飯舘村の避難者を撮影した写真展

仮設住宅に暮らす人々の日常を写した谷口雄介さん=渋谷区で

写真

 福島第一原発事故で自宅に住めなくなり、仮設住宅で暮らす人々の姿を写した写真展「仮設に暮らす」が、渋谷区恵比寿南一のアメリカ橋ギャラリーで開かれている。二十日まで。 (柏崎智子)

 撮影したのは、杉並区の写真家、谷口雄介さん(40)。二〇一三年九月から二年間、月一、二回のペースで福島県飯舘村から避難している人々を福島市の仮設住宅に訪ね、室内に入れてもらい、肖像写真を撮った。撮影に応じてくれた九十九軒のうち五十軒の写真を展示している。

 谷口さんは、週刊誌の専属カメラマンで、東日本大震災の発生直後から被災地を取材してきた。時間の経過とともに震災関係の仕事は減ったが、現地の苦しい状況は続いている。伝え続けるために何かできないかと考え、仮設住宅の様子を通して被災者一人一人をリアルに実感してもらうことを思い付いたという。

 外から見ると画一的な建物だが、室内は多彩だ。整理整頓の上手な人、乱れがちな人。ストレス解消のために作った手芸作品や孫の写真を飾ったり、花を育てたり。谷口さんは「住む人の状態や人生が表れていると感じた」と話す。

 会場には「二年前に夫をここで亡くした」「眠れない時は遅くまでテレビを見たり、昔の事を思い出したりしてしまう」など、モデルになった人々の一言集も用意。谷口さんは「写真と一緒に目を通してほしい」と話している。

 開催時間は午前十一時〜午後七時(二十日は午後五時まで)。展示作品をまとめた写真集(税込み三千円)も販売。問い合わせは谷口さんのEメール=teppoudama110@gmail.com=へ。

 

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