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【東京】

<ぶら〜りキャンパス>サークル編 文化学園大「企画集団FUSE」

 通勤、通学、買い物客…。さまざまな人が集まる新宿。昨年四月には国内最大級の高速バスターミナル「バスタ新宿」がオープンし、観光客らでもにぎわう。世界中から人が訪れ、最先端のデザインや流行を肌で感じられる街にあるキャンパスで、ファッションショーを企画、運営する。

 文化学園大には、ファッションやインテリアなどを学ぶ若者らが集う。「学生だけで、学生の創意によるファッションショーをやりたい」との趣旨で一九八一年に活動を始め、今年で三十七年目になる。四月の新入生歓迎会、夏休みのオープンキャンパス、十一月の文化祭でファッションショーを披露する。英語で「融合する」を意味するFUSE(フューズ)という名称には、「服装と造形の融合」との意味を込めている。

 メンバーは八つの部門に分かれて活動する。スタイリング、ヘアメーク、演出、照明、音響、各シーンに合わせた映像の制作・投影、パンフレットやポスターなどを作るプレス、モデル。モデル以外は、衣装製作も手掛ける。毎年度、新入生歓迎会とオープンキャンパスは前年度のテーマをアレンジしてショーをし、文化祭に向けて新テーマに沿った衣装やステージ構成を考えていく。

 二〇一六年度は、自然から人が作り上げたものまで地球上に存在するすべてが共存する姿を表現した「共に存(あ)る」をテーマにショーを構成。岡村知夏さん(21)と高津史乃さん(21)=いずれも服装学部三年=の二人の部長が、百六十五人のメンバーを率いた。岡村さんは「テーマに向かって多くの人数をまとめるために、皆の意見を聞いて一つ一つ対処していった。全体を見る目を養えた」と振り返る。スタイリングのスタッフとして関わった高津さんは「FUSEに参加したことで、学外のファッションショーの手伝いなども経験できた。将来の夢はスタイリスト。今後に生かしたい」と話す。

 昨秋の文化祭後、村上琴莉さん(20)、平川綾菜さん(22)=いずれも同学部二年=の二人が部長に就任し、既に次の代の活動が始まっている。村上さんは「一人一人の個性を大切にしながら皆が納得できるショーを作り上げたい」と意気込む。平川さんは「私たちの代で何を伝えたいのか、何度も振りだしに戻りながら話し合いを続けている。最後にみんなで『良かったね』と思えるような、今までの先輩が作り上げたものよりいいショーにしたい」と力を込めた。 (萩原誠)

 

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