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【東京】

日本刀の“?”を一刀両断 専門用語を図入り解説の企画展

 世田谷区岡本の静嘉堂文庫美術館で、日本刀の魅力に迫る企画展「超・日本刀入門〜名刀でわかる・名刀で知る〜」が開かれている。初心者にとってハードルとなる専門用語を図入りで詳しく解説。同館が所蔵する国宝などの刀を通じて「鉄そのものの美しさ」を感じることができる。

 シンプルな形状の日本刀は「展示しても素通りされることが多かった」と担当者。ここ数年は「歴女」ブームなどを背景に日本刀への関心が高まる一方で、いざ実物を前にすると「全部同じに見える」と戸惑う人が少なくないという。

 同展では「太刀と刀の違い」や「刃文の種類」など、基本中の基本から解説した「図説・刀剣鑑賞の手引き」を無料で配布。目玉となる国宝「手掻包永太刀(てがいかねながたち)」や重要文化財の六点は、特徴が細かく記された拓本と並べて展示することで、見どころを分かりやすくした。

 「手引き」を片手に刀身をじっくり観察してみると、微妙な反りの違いや表面の模様などの“個性”が見えてくる。展示された三十点の中から、お気に入りを探すつもりで鑑賞してほしいという。

 展示品の中には、戦国武将ゆかりの刀も。派手好きの織田信長が作らせたとされる“朱塗りの鞘”が残る「滝川高綱」や、豊臣秀吉の形見として直江兼続に贈られた「後家兼光」は、歴史好きにはたまらない名品だ。

 同展は三月二十日までで、平日の月曜日は休館。三月四日には現代の刀匠や研師(とぎし)らの仕事を見学できる実演会も開かれる。問い合わせは同美術館=ハローダイヤル03(5777)8600=へ。

 

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