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【東京】

早春の街 いろいろ 新宿で「染の小道」あすまで

反物144点が架けられて風にそよぐ「川のギャラリー」=新宿区中落合の妙正寺川で

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 染色の職人や作家らが集まる新宿区の落合・中井地区で二十四日、川と街を反物やのれんなど染め物で彩る恒例の「染の小道」が始まった。着物姿の女性や外国人らが訪れ、写真を撮るなどして和の風情を楽しんでいる。二十六日まで。(増井のぞみ) 

 新宿区などを流れる神田川・妙正寺川沿いは、昭和三十年代まで、染色に関連する業者が集まっていた。染めた生地を川で洗う風景は街の風物詩だった。落合・中井地区では明治時代に染色業が興り、昭和初期が最盛期だったという。現在も約三十軒の工房がある。

 「染の小道」は、染め物で街を再び活性化しようと住民や染色業者、商店などが二〇〇九年から毎年開催。

 妙正寺川を使った「川のギャラリー」は、長さ約三百メートルに色鮮やかな反物百四十四点が川の上に架かり、寒風にそよぐ。染色と川のつながりを知ってもらおうと、昭和三十年代までの風景をイメージしている。

 商店街で繰り広げられる「道のギャラリー」は、商店など百十六軒に、染色作家らが手掛けた、のれんを展示している。一九二〇(大正九)年創業の工房「二葉苑」は、大作「染が実る木」を出した。幅六メートル、高さ二メートルある。二〇一一年から毎年、更紗(さらさ)や小紋などの技法で絵柄を加えており、二一年の完成を目指す。

 実行委の樋口智幸副代表(44)は「のれんをたどって路地を歩き、染色の技法や昔ながらの人情残る街を知ってほしい」と話した。

 「川のギャラリー」は午前十時から午後五時、雨天は中止。問い合わせは実行委=電080(4098)5311=へ。

 

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