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【東京】

ゆかりの童謡が発車メロに 40年在住の信時潔が作曲「電車ごっこ」や「一番星みつけた」

発車メロディーが「電車ごっこ」に変更されるJR国分寺駅の中央線のホーム=国分寺市で

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◆国分寺駅 「電車ごっこ」 西国分寺駅 「一番星みつけた」

 JR東日本八王子支社は国分寺駅と西国分寺駅で、中央線の発車メロディーを国分寺市ゆかりの作曲家・信時潔(のぶとききよし)(一八八七〜一九六五年)の童謡「電車ごっこ」と「一番星みつけた」にそれぞれ変更する。地元から「信時の曲にしてほしい」という要望が強く、市と同支社が協議を進め、三月四日の実施が決まった。 (村松権主麿)

 信時は大阪市出身で、父親は牧師だった。東京音楽学校(現東京芸術大)に進学してドイツ留学後、同校の教授に就任。一九三七年に作曲し、戦時中にラジオなどで盛んに流れた「海ゆかば」で知られる。童謡や唱歌、慶応義塾塾歌などの校歌も多く手掛けた。国分寺市には二四年から亡くなるまで約四十年住み、市立小中学校六校の校歌を作曲した。

 発車メロディーを信時の曲に変える要望は、十年ほど前から地元の観光協会や商店会などがJRに出していた。市も二〇〇九年、市民が行ったアンケート結果をもとに、「うんてんしゅはきみだ、しゃしょうはぼくだ」で歌い出す「電車ごっこ」を国分寺駅、「一番星みつけた」を西国分寺駅の発車メロディーとするよう要望した。

 協議した結果、信時の曲を両駅の中央線で流すほか、西国分寺駅の武蔵野線では、笠原勤作曲の市歌「国分寺市の歌」を使うことに。実際に流されるメロディーは市が制作し、いずれも上下線で違う曲調となる。

 市の木村達郎・市政戦略室係長は「日本を代表する作曲家が国分寺に住んでいたことを広く知ってほしい。市民の郷土愛を育み、訪れる人が駅を出て、史跡や自然を訪れるきっかけになれば」と期待。八王子支社の渡辺利英広報課長は「地域に親しまれる駅づくりや観光誘致のため、今後も要望があればメロディー変更を検討したい」と話す。

 多摩地域のJRの路線では、これまでも地元の要望や自社の判断で発車メロディーが変更され、今回で十駅となる。

 

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