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【東京】

浅草の発展に貢献 文扇堂・荒井修さんしのぶ会

荒井修さんの在りし日の姿に献花する人々=台東区で

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◆歌舞伎界や地域の300人集まる

 台東区・浅草仲見世の老舗舞扇店「荒井文扇堂」四代目店主、荒井修さんの一周忌を機に二十八日、しのぶ会が近くのホテルで行われた。浅草での歌舞伎公演「平成中村座」を故・十八代中村勘三郎さんとともに実現させるなど、浅草の発展に貢献した荒井さんを慕った歌舞伎界や地域の三百人が集まった。

 発起人代表の浅草観光連盟会長、冨士滋美さん(68)は「長く浅草のことを語り合った仲。あいつは死んでいません。二百年前から生きているようなことを言うやつだったから」と話し、浅草寺が二〇二八年に本尊示現千四百年の節目を迎えることに言及。「そのころには俺たち八十歳だな、とよく話した」としのんだ。

 荒井さんの長男で荒井文扇堂五代目店主の良太さん(37)は「半纏(はんてん)も、基礎ができているから粋な着方ができる、とよく言われた。そんな言葉を常にいえる粋な職人になれるよう精進します」とあいさつした。

 このほか、寛永寺長臈(ちょうろう)の浦井正明さん、作家いとうせいこうさんらがあいさつ。会場には荒井さんが制作した扇子が展示された。

 荒井修さんは昨年二月二十二日、六十七歳で死去した。 (榎本哲也)

 

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