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【東京】

女性議員増やす意義討論 港でシンポ 弊害や問題点など指摘

 女性が参政権を初めて行使した一九四六年四月の衆院選からちょうど七十一年の十日夜、女性議員を増やす意義などを話し合う記念シンポジウム「世界がパリテ(男女均等)になったなら」が港区立男女平等参画センターで開かれた。国会も地方も、女性議員の比率はいまだ約一割。参加者からは「男女半々の議会は、男性にとっても必要」といった声が上がった。

 女性議員が少ない弊害の例として、NPO法人「コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン」の鎌田華乃子代表理事は、刑法の性犯罪の規定が百十年間変わらなかったことを挙げた。議員に必要な改正について説明すると、女性は被害を受けやすい側としてすぐ理解するが男性は時間がかかったといい、「女性議員の少なさは女性にとって大きな損失。制度化して増やす必要がある」と話した。

 市民のためのシンクタンク「ReDEMOS(リデモス)」研究員の諏訪原健さんは、男性議員が圧倒的に多い場で政策決定されるのは「男性にとっても問題」と指摘した。比較的収入が多い男性の目線で考えるため、社会全体で教育を支える発想にならないと主張。多額の奨学金を借りなければ大学に進めない状況が生まれているとし、「貧困問題と根底で強くつながっている。一人一人が大切にされる社会にするためにもパリテは進めてほしい」と訴えた。

 シンポには与野党の女性国会議員も出席。男性中心の議会の現状や社会での苦労、女性議員を増やしたい思いをそれぞれ語った。

 

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