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【東京】

絶滅危惧種「ホウシャガメ」の繁殖に成功 江戸川区自然動物園

ふ化に成功したホウシャガメの赤ちゃん=江戸川区自然動物園で

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 江戸川区自然動物園が、マダガスカル島だけで生息する絶滅危惧種「ホウシャガメ」の繁殖に成功した。コマツナやタンポポなどの野草を刻んだエサを食べて順調に育っている。国内では二〇〇九年に野毛山動物園(横浜市)が初めて成功し、これで四例目。

 赤ちゃんが生まれたのは今月八日。昨年十月十六日に産んだ卵四つの一つから生まれた。さらに十二日に二匹、十五日に一匹、今年一月一日に産んだ卵からふ化した。四匹は、いずれも甲羅の長さ約四センチ、体重約二〇グラム。

 ホウシャガメは甲羅に黄色の模様が放射状に広がり「世界で最も美しいカメ」と呼ばれる。成長すると最大で甲羅の長さ約四十センチ、体重一六キロに成長する。

 同園は生態系保全に貢献しようと、〇八年から飼育を始め、現在は雄二匹、雌三匹がいる。一三年から、期間をずらして雄と雌を同じ飼育室で一対一にし、繁殖を促してきた。

 飼育係の長坂拓也さん(52)は「気をもんでいたが、ようやく生まれた。温度や湿度など、どんな条件なら繁殖するか、解明していきたい」と話していた。

 同園は、成育が安定した段階で一般公開する。 

  (中村信也)

 

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