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【東京】

日の出町の廃棄物処分場 絶滅危惧のサシバ撮ったぞ

二ツ塚廃棄物広域処分場内で初めて撮影されたサシバ=日の出町で(東京たま広域資源循環組合提供)

写真

 多摩地域の二十六市町でつくる東京たま広域資源循環組合は二十四日、不燃物の埋め立てをしている日の出町の二ツ塚廃棄物広域処分場内で、絶滅が危惧されている渡り鳥で猛きん類のサシバの姿を撮影した、と発表した。

 組合によると、上空を飛んでいる様子は過去にも確認されているが、数日間にわたり処分場内の監視用カメラなどに止まっている様子を確認、撮影するのは初めてという。

 組合によると、職員が今月十九日、点検のため処分場内を巡回していたところ埋め立て地内を脚からヘビをぶら下げたサシバが飛んでいるのを見つけた。二十一日まで監視用カメラに止まったりしたという。

 処分場内にはシマヘビやアオダイショウなど、サシバの餌になる動物が生息しているのが確認されている。組合は、サシバが渡りの途中で餌を捕る場として利用したとみている。

 処分場は山林などの緑地部分も含めて五九・一ヘクタールの広さで、このうちの一八・四ヘクタールに多摩地域二十六市町から出る不燃ごみを埋め立てている。

 サシバは都のレッドリストで、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧IA類」に登録されている。 (萩原誠)

<サシバ> 東アジアから東南アジアに生息する猛きん類の一種で、日本では本州から九州に繁殖のために飛来する夏鳥。島しょ部を除く都内では1970年代に丘陵地だけでなく、山間地域でも生息が確認されていたが、90年代にはほとんど見られなくなった。

 

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