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【東京】

ゲリラ豪雨対策にAI 水位情報 瞬時に把握、提供へ

河川の水位を測るセンサー(右)と、くい型の地滑りセンサー=八王子市で

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 河川や用水の洪水時、住民が安全に避難できるよう、八王子市などは本年度、人工知能(AI)を活用した災害対策モデルづくりに向けて、実証実験に乗り出す。水位情報を瞬時に把握し、AIが氾濫しそうな危険地域を分析。リアルハザードマップを通じて、即時に住民に情報提供する。近年増加傾向にあるゲリラ豪雨などへの対策として期待される。(萩原誠)

 実証実験は、八王子市と、市内にキャンパスがある拓殖大学、市内企業の通信機器会社エイビットなどでつくる「八王子市災害対策推進コンソーシアム」が実施。総務省の「IoTサービス創出支援事業」の採択を受けた。

 多摩川などの一級河川は国が水位情報を集める一方で、市内では集中豪雨や台風の際には小河川や用水で洪水が起きていた。

 このため、市が管理する小河川にかかる橋三十カ所に、超音波で水位を測るセンサーを六月までに設置。市内五カ所の通信基地局を通じて、市内のデータサーバーに水位計測情報を送る。地滑りを感知するくい型のセンサーも数十カ所で設置を進める。データサーバーには地図情報や気象情報なども蓄積し、AIを使って危険箇所を推計するなどして、リアルハザードマップを作成する。住民に注意喚起したり避難を呼び掛けたりして、実効性を検証する。

 市では、地域の実情に応じたきめ細かな情報を生かし、より効果的な対策に期待している。石森孝志市長は「より早く正確な情報で、発生時に迅速な対応をしていきたい」と話した。

 

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