東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

「平和」テーマにゴム版画3900点 来月1、2日に品川で展覧会

市民それぞれの「平和」が表現された版画作品=大田区で

写真

 「平和」を主題としたゴム版画を市民に作ってもらう活動を続けている画家松本れい子さん(大田区)らが7月1、2の両日、16年間に及ぶ全作品約3900点の展覧会を品川区荏原4のスクエア荏原で開く。過去の作品を一堂に紹介するのは、名古屋市で開いた10周年展以来で、都内では初めて。入場無料。 (赤川肇)

 この活動は、二〇〇一年九月の米中枢同時テロをきっかけに始めた「スタンピング平和展」。来場者が五センチ四方のゴム版に自由に彫刻し、その場で刷った作品を次々と展示していくことで、それぞれが思いを分かち合う趣向だ。松本さんが〇一年十二月、当時住んでいた名古屋市で創作仲間らと初めて開き、〇八年からは転居先の都内でも友人らと定期的に続けている。

 今回の展覧会に向けて、松本さんは二、三カ月かけて原版を一枚ずつスタンプ台に押しつけて刷り直したという。ハート形や「愛」「peace」(平和)と刻んだストレートな表現のほか、憲法改正が現実味を帯びる中、戦争放棄をうたった条文を念頭に「9条」と刻んだ作品も目につく。

 「平和はそこにあるものではなく、つくり上げていくもの。一人一人がそれぞれできることをやるのが大事だと思う」と松本さん。「私はアートを通して人々の心に平和を伝えたい」

 展覧会は一日午後一〜六時、二日午前十〜午後六時。会場で版画の創作もできる。

 二日午後二時からは、松本さんと親交のある絵本作家で田島征三さん(77)の講演会「アートの力」もある。講演会は中学生以上二千円、座席が必要な小学生以下五百円で、予約が必要。問い合わせは、展覧会の実行委事務局=電03(6425)9768、メールpeace.stamping@gmail.com=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by