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【東京】

<ひと ゆめ みらい> 市公認なりそこねキャラ生みの親・松尾洋一さん

ウドラグッズを手に壽屋の担当者と打ち合わせをする松尾洋一さん(右)=立川市で

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 「ムロロ〜ン。たちかわ…オイで…ムロ〜」。たどたどしい言葉とちょっぴり怖い外見で立川市を応援するキャラクター「ウドラ」を考案。二〇一二年に市のキャラクター公募に応募するも次点で落選したが、その奇抜な外観が注目を集めた。「市公認なりそこねキャラクター」として、地元バス会社がラッピングバスに採用するなど活躍。市のPRに一役買っている。

 観光協会がアニメの舞台への「聖地巡礼」を地域振興に生かしている立川。一風変わったキャラを地元企業が面白がってくれる懐の深さもある。「普通は公認でもないキャラがバスにはならないでしょう」

 中学生の頃は大都会、農村など、はっきりとした特徴を持つ地に憧れた。今は両方の面がある立川は良い街だと思っている。「ウドラの活動が、立川を好きになるきっかけになれば。人に喜んでもらえるのが楽しい」と話す。

 普段は製造業の会社に勤める。グラフィックデザイナーの経験があり、イラストを描くのが趣味。市の公募を知り「二人の息子が喜ぶようなキャラをつくりたい」と思い立った。

 男の子が好きなものといえばヒーローか怪獣。「市特産のウドが突然変異で怪獣になった」というウドラを生み出した。地下の室(むろ)で日に当てずに育てる「東京うど」の生産量は、立川が都内一位。小学生の時にウド室を見学したこともある。「ウドをよく知らない人も多い。立川がトップの野菜をアピールしたい」との思いもあった。

 インパクトの強さで注目され公募の翌年、アニメキャラなどのフィギュアの製作、販売で知られる壽屋(ことぶきや)(同市)が「立川のキャラとして育てたい」とプロデュースを開始。着ぐるみ「大木(たいぼく)ウドラ」を作り、市内のさまざまなイベント会場に登場して市民に親しまれる存在になってきた。

 壽屋のフィギュアをアニメ化し六月までBS11などで放送された「フレームアームズ・ガール」にはウドラのグッズなどが毎回映り、市内の農家が出荷する「立川うど」のパッケージにはウドラが印刷された。

 地元企業とのコラボグッズも多く作られた。「ウドラの活動を通じて、地元企業が立川を盛り上げようとしていると実感できた。これからはイベントに出るだけでなく、保育園や老人ホームなどにウドラから会いに行きたい」 (林朋実)

<ウドラ> 鳴き声の「ムロ〜」は、ウドが室で育つのが由来。関連グッズはこれまでに約30種作られ、現在はソフトビニール人形や傘、ボールペンなど約10種がコトブキヤ立川本店やオンラインショップなどで購入できる。問い合わせは壽屋お客様相談センター=電(0120)481563=へ。

 

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