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【東京】

八雲の英訳「お伽噺」 新宿の神社で例大祭に合わせ展示

1903年に発行された小泉八雲の英訳本を手にする植木智一郎さん=新宿区で

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 旧西大久保村(現・新宿区)に作家小泉八雲(一八五〇〜一九〇四年)が暮らして百十五年となるのを記念し、稲荷鬼王(きおう)神社(歌舞伎町二)の境内で十二日、八雲が英訳して明治〜大正期に刊行された「日本お伽噺(とぎばなし)」五冊などの展示が始まった。十八日まで、入場無料。

 十七、十八両日の同神社例大祭に合わせ、氏子総代長の植木智一郎さん(79)らが企画。八雲が一九〇二年から二年間、旧西大久保村に住んでいたことを知ってほしいと、貴重な英訳本を展示した。

 最も古いものは一八九八(明治三十一)年の「猫を描いた少年」で、最も新しいものは一九二五(大正十四)年の「若返りの泉」。ちりめんに似たしわのある風合いの和紙に印刷され、外国土産として珍重されたという。

 保存状態が良く色鮮やかで、実際に読むことができるよう全ページのカラーコピーも併せて展示した。明治期の写真集や、一九〇五〜〇六年に旧西大久保村に住まいを構えた作家島崎藤村(一八七二〜一九四三年)の明治〜昭和期に発行された詩集や童話集五冊も並ぶ。

 いずれも同神社の所蔵で、植木さんは「八雲や藤村が暮らした地から文化を発信したい」と話す。問い合わせは同神社=電03(3200)2904=へ。 (増井のぞみ)

 

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