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【東京】

千代田・明大通り「並木撤去の経緯不透明」 区民らが中止要望書

明大通りの街路樹伐採計画の中止を訴える市民団体メンバーや明大教職員ら=都庁で

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 千代田区が区内の「明大通り」の道路拡幅工事で沿道のプラタナスを撤去する計画を巡り、明大の教職員や区民らが12日、計画の中止を求める要望書を石川雅己区長あてに提出した。工事に補助金を出す都に対しても、市民団体「千代田の街路樹を守る会」が計画中止を求める6201人分の署名を提出した。 (神野光伸、榊原智康)

 区はプラタナスの伐採後、プラタナスより葉が広がらず、病害虫の被害が少ないとされるマグノリアへの植え替えを計画している。

 区民らは、要望書や署名の提出後に都庁で会見した。明大の大森正之・政経学部教授は「プラタナスに比べマグノリアは葉の茂り方や木陰をつくる効果も乏しい。なぜマグノリアに決まったのか説明がない」と指摘。野中郁江・商学部教授は「プラタナスを保存したうえで工事を進めるべきだ」と強調した。

 区が計画を協議するために設置した地元協議会のメンバーで、区内の画材店「レモン画翠(すい)」社長の松永直美さんは「協議会や町会関係者の説明だけで工事が決まり、利害関係者である周辺大学や通勤通学者らへの説明がない。政策決定のプロセスが不透明だった」と話し、区はパブリックコメント(意見公募)を実施するべきだと訴えた。

 明大教職員らは先月、プラタナスの保存を求める陳情書を区議会に提出。これを受け、区は今月十五日に地元で説明会を開き、工事への理解を求める方針。

 

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