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【東京】

「東京人」10月号編集部おすすめ わが街の宝物、応援して クラシック音楽都市?東京

東京オペラシティのガレリア。右奥にあるコンサートホールは新宿区、左隣にある新国立劇場は渋谷区にあたる

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 東京は果たして本当の意味でのクラシック音楽都市と言えるでしょうか?

 演奏会がただのイベントに終わるのではなく、真に文化的たりうるためには、土地に結びつき、土地に根を下ろしたものにならなければなりません。それを踏まえた上で、東京が本当の意味での音楽都市になるために、三つの提言をしたいと思います。

 第一に、「わが街」のオーケストラ、ホール、音楽祭という意識を持つこと。広島市民がカープという野球チームを応援するように、国内演奏家やオーケストラを愛し、応援したいものです。そうすれば彼らは強くなれます。外国の高値ブランドばかりをありがたがる舶来信仰からは脱却しなければいけません。

 第二に、クラシック音楽は一部の富裕層やエリートが高い金を払って受け取るサービスとしてのぜいたく品ではありません。計り知れない価値を持つ人類共通の宝物として、誰もが享受しうる民主的「権利」の問題として考えられるべきです。したがってできるだけ安い価格でなければいけません。

 第三に、「継続」にこそ価値を認めるべきだということ。何かを始めるには助成金やスポンサーが付きやすいですが、続けていくことの方がはるかに困難です。ホールやオーケストラや音楽祭が、より多くの恵みを人々に与え続け、未来に生かされるためにも、公的・企業的レベルから一人一人の気持ちに至るまで、継続への支援こそ欠かせません。 (林田直樹)

 詳しくは、「東京人」10月号42ページ「わたしの街の音楽」で。

 【10月号主な内容】鼎談(ていだん) 日本フィル理事長平井俊邦×都響理事長近藤誠一×読響理事長小林敬和「東京を、新しい音楽都市にしていこう」▽鼎談 広上淳一(指揮者)×大野和士(指揮者)×小山実稚恵(ピアニスト)「感動を伝えていきたい、それが原点」▽インタビュー 豊田泰久 問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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