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【東京】

「基地の本土引き取りを」 新宿で集会 沖縄の女性ら訴え

「沖縄は(基地負担による)いじめ、差別を受けている」と口々に訴える知念栄子さん(左)と岸本セツ子さん=新宿区で

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 「もう知らぬふりはできない」を合言葉に、沖縄の米軍基地の本土移設について考える集会が30日、新宿区内で開かれた。沖縄県から、名護市辺野古(へのこ)の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議活動を続ける女性2人が登壇。「辺野古の新基地建設を止めるため、ヤマト(本土)の人々が引き取りの声を上げて」と訴えた。 (白鳥龍也)

 関東地方の市民有志でつくる「沖縄の基地を引き取る会・東京」主催。現地報告者として、那覇市の岸本セツ子さん(78)と豊見城(とみぐすく)市の知念栄子さん(73)を招いた。二人は共同で在日米軍専用施設の七割が沖縄にあることなどを示すチラシを作り、基地反対運動に訪れる本土の人らに「これが平等ですか」と説いている。

 岸本さんは「辺野古で座り込みをして機動隊にごぼう抜きにされると、なぜ沖縄県民だけが差別されなくてはならないのかと悲しくなる」と強調。知念さんは「米軍の事件事故に(国民の)1%の人口の県民が抗議しても聞かない。本土で基地を引き取り99%の国民の声で解決してほしい」と主張した。

 本土側には「そもそも基地はどこにも不要」といった反論がある。これに対して、東京大学大学院の高橋哲哉教授(61)は講演で「日米安保体制を解消するのは簡単ではなく、できたとしてもそれまで沖縄に我慢を強いるのか。むしろ安保必要論が高まるほど、基地の本土移設が現実的な負担軽減策になる」と述べた。

 引き取る会は十一月二十五日にも、同区内で基地問題を考える集会を開く。

 

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