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【東京】

<衆院選>激戦区ルポ 23区

◆対決3度目 30代3人

23区(北東部を除く多摩市と町田市)

 共産の松村亮佑さん、自民の小倉将信さん、希望の伊藤俊輔さん。いずれも三十代の三人が相まみえるのは三度目だが、今回は過去二回の選挙とは様相が異なっている。

 商店街がにぎわい、大型デパートも並ぶ京王線聖蹟桜ケ丘駅前。周りは多摩ニュータウンの開発前から栄えていた「既存地区」と呼ばれるエリアで、農家などの旧住民と駅前マンションの新住民が混在し、各党が活発な選挙活動を展開した多摩市の中心街だ。

 今回、この一帯は区割りの変更で21区に移った。二万六千人余りの有権者が減ったことになる。「支援者が多い地区。選挙に影響はあると思う」。同市出身の小倉さんは戸惑う。伊藤さんは選挙区外になってしまった事務所の移転を余儀なくされた。陣営幹部は「小倉さんも痛いだろうが、うちも痛い」と頭を抱える。

 もう一つの違いは、元職櫛渕万里さん(50)の不在。選挙直前に民進から希望に移り、千葉3区に国替えになった。過去二回、当時の民主で六万三千票余りを集めて次点だった櫛渕さんの決断は、一足先に維新から希望に移った伊藤さんだけでなく、松村さんも驚かせた。

 「櫛渕さんの支持者の奪い合いになる」と見る松村さん陣営の幹部は、「櫛渕さんは護憲や平和主義を訴えたリベラル派だった」と希望をけん制する。一方の伊藤さんは、街頭演説では以前から訴えていた「原発ゼロ」を繰り返し強調。民進支持層にも公約を浸透させる狙いだ。

 町田、多摩両市の民進系会派の市議も対応はまちまちで、立憲民主に移って松村さんとの共闘を選んだり、伊藤さんの支援に回ったりしている。世論調査では小倉さん優位が伝えられるが、民進票の行方が松村さん、伊藤さん両陣営の追撃のカギになりそうだ。 (栗原淳)

◇23区

松村亮佑 37 党地区副委員長 共新 

小倉将信 36 総務政務官 自前<2> =公

伊藤俊輔 38 航空貨物会社役員 希新 

 (届け出順)

 

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