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【東京】

チャリティー寄席26回 今年で幕 ベテラン講談師・一龍斎貞花さん

最後の「花の会」のチラシを手に来場を呼びかける貞花さん

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◆芸歴50年、節目の年に 来月8日最後の会

 ベテラン講談師の一龍斎貞花さん(78)=葛飾区=が、一九九二年から毎秋、国立演芸場(千代田区隼町)で開いてきた「チャリティー寄席 花の会」が二十六回目の今年で幕を閉じる。芸歴五十周年の節目でもあり、「高齢になり、準備も大変になった。元気なうちに」と決断した。最後の会は、十一月八日に開かれる。

 花の会は、「わずかでも心の花を咲かせたい」との思いと、貞花の花から付けたタイトル。入場料と、貞花さんが協賛企業に呼びかけて集めた品々のオークションの収益を、福祉関係機関に寄付してきた。

 貞花さんは大の中日ファンで知られ、親交のある球界関係者もサインボールなどの提供で毎年のように協力してきた。二〇一〇年には、趣旨に賛同した墨田区出身の王貞治さん(ソフトバンクホークス会長)が駆けつけ、舞台上で貞花さんと対談した。

 最後となる会は、「台湾に東洋一のダムを造った八田與一(はったよいち)」「更生保護の父 金原明善」「名将蒲生氏郷・名月若松城」の三席を口演。このほか、柳家さん助さんの落語などもある。

 寄付先はこれまで、日本訪問看護財団、東京保護観察協会、国際開発救援財団と、年によって相手を変えてきた。最後なので今回は、三団体に三分割して寄付をするという。

 貞花さんは「手を差し伸べなければいけない人は海外にも、国内にもたくさんいる。大きな会は最後になるが、自分の小さな会などでは引き続きチャリティー活動を続けていきたい」と話している。

 花の会は午後六時開演。入場料三千五百円。問い合わせは、貞花さん=電03(5673)2300=へ。 (井上幸一)

 

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