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【東京】

故吉村昭さん・津村節子さん 夫婦の絆 文学館を結ぶ

吉村昭さん(上)津村節子さん(下)

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 文壇のおしどり夫婦で知られた故吉村昭さんと津村節子さん(89)、それぞれの出身地にある吉村昭記念文学館(荒川区)と福井県ふるさと文学館(福井市)が、「おしどり文学館協定」を結ぶ。展示企画などで協力し、双方の魅力アップを目指す。夫婦の作家に関する文学館同士の協定は全国初といい、二人の結婚記念日の五日に締結式がある。 (中村真暁)

 現在の荒川区生まれの吉村さん(一九二七〜二〇〇六年)は、一九六六年に「星への旅」で太宰治賞を受賞。緻密な取材による記録文学「戦艦武蔵」や歴史小説「彰義隊」で知られる。区の複合施設「ゆいの森あらかわ」(荒川二)内の記念文学館には書斎が再現され、自筆原稿や取材ノートなどが展示されている。

 福井市出身の津村さんは、六五年に「玩具」で芥川賞を受賞。福井県ふるさと文学館の特別館長と、ゆいの森あらかわの名誉館長を務める。三鷹市の名誉市民でもある。

 協定で、両館は合同企画展や学芸員の共同調査研究、住民の交流イベントなどを計画しており、資料の貸し借りでも融通を図る。五日の締結式はゆいの森あらかわであり、西川太一郎区長と西川一誠知事が、津村さん立ち会いの下で協定書に署名する。同日から十二月二十日まで、両館で夫妻の作品紹介などの記念展示をする。

 

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