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【東京】

憲法 歌って共有 吉祥寺美術館でワークショップ

飯村孝夫さん(右)の指導で「憲法・前文」を歌う参加者たち=武蔵野市立吉祥寺美術館で

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 日本国憲法の文言に曲を付けた「憲法・前文」と「第9条」を歌うワークショップが五日、武蔵野市吉祥寺本町の市立吉祥寺美術館であった。「憲法が何を求めているのか、みんなで歌いながら共有しよう」と、本紙読者で元都立高校音楽教師の池田幹子さん(69)=同市吉祥寺北町=ら「自由な風の歌合唱団」有志が呼び掛け、市民ら約三十五人が参加した。 (林朋実)

 この二曲は、「原爆小景」などで知られる作曲家の故・林光さんが作曲した。同合唱団は、卒業式などでの「君が代」強制に苦しむ音楽教師を音楽で勇気づけるため、林さんが二〇〇五年に始めたコンサートへの出演を続けている。

 今年と昨年のコンサートでこの二曲を歌った池田さんは「『政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうに』という部分を声に出して、そのために自分たち国民に主権があるんだと納得した。歌うことで改めて憲法の意味をかみしめた」と振り返る。

 ワークショップでは、声楽家の飯村孝夫さん(70)が指導。初めてこの歌に挑戦する参加者らに、拍子の取り方のポイントなどを丁寧に教え、一時間半ほどで最後まで歌えるようにした。憲法・前文について飯村さんは「テンポが速く、明るい曲。自分たちが新しい憲法を獲得したんだという喜びがよく表れている」と評した。

 参加した同市の寺嶋瑞恵さん(64)は「久しぶりに前文に触れた。この曲がもっといろんなところで歌われるといいですね」と話した。

 

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