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【東京】

「超福祉」体感 渋谷・9カ所で催し

認知症の体験ができるVRプログラムを見る参加者=渋谷区のみずほ銀行渋谷支店で

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 最先端技術を駆使し、従来の福祉の枠に収まらない「超福祉」社会の実現を目指す「超福祉展」が、渋谷区の渋谷ヒカリエなど九カ所で十三日まで開かれている。各会場は最新式の電動車いすや補聴器の展示、バリアフリーを考える講演や体験会でにぎわっている。(神谷円香)

 今年で四回目。九日は今年初めて会場となったみずほ銀行渋谷支店で、仮想現実(VR)での認知症体験会があった。VRプログラムは高齢者住宅を運営するシルバーウッド(千葉県浦安市)が開発したもので、昨年五月から全国各地で開く体験会が人気を集めている。

 参加者は二本のプログラムを視聴する。一本目は、始まるとビルの屋上のへりに立たされており、優しそうな女性が「大丈夫ですよ」と言いながら飛び降りるように促している。空間の距離感がうまく認識できない認知症の人が、バスから降りる際の実際の恐怖を再現している。

 もう一本は、幻覚が見えるようになる「レビー小体型認知症」の体験で、実際にはいない人が室内に立っていたり、ケーキの上に虫がはっていたりするのが見える。参加した世田谷区の会社員宮地英治さん(37)は「自分事として主観的になれる。認知症の人とどう接するのが良いか、どうすればコミュニケーションが取れるか、考える機会になった」と話した。

 VRでの認知症体験会は、ケアコミュニティ・原宿の丘で十一日午前十一時半〜午後四時半にも開催する。専修大の学生が作った、認知症の人や外国人が災害時に感じる恐怖を体感できるVRプログラムもある。超福祉展の詳細はホームページで。

◆バリアフリーマップ作る あすワークショップ

 超福祉展の一環で、実際に車いすに乗ってバリアフリーマップを作る親子向けのワークショップが、11日午後1時〜3時、ケアコミュニティ・原宿の丘で開かれる。

 アテネ・パラリンピックの水泳銅メダリスト杉内周作選手の話を聞いた後、車いすで会場周辺の段差などを調べて地図を作る。

 NPO法人「ピープルデザイン研究所」(渋谷区、須藤信之代表理事)主催で、参加無料。対象は小学4〜6年生とその保護者12組24人。参加申し込みは、メール=map.20171111@gmail.com=へ。

 

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