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【東京】

市制100周年 八王子市の歩み振り返る 市郷土資料館で特別展

市制100周年の歩みを伝える資料や写真=八王子市で

写真

 市制100周年を迎えた八王子市の歩みを振り返る特別展「八王子100年の彩り」が、26日まで同市上野町の市郷土資料館で開かれている。市制施行前の明治時代から現代までを写真や実物資料で紹介。八王子の伝統産業である織物の製品の変遷など、歴史の流れが分かる展示になっている。 (萩原誠)

 八王子市は一九一七年九月、当時の東京府では東京市に次いで二番目の市になった。その後、四五年八月の大空襲で市街地は壊滅的な被害を受けるが、戦後は織物業を中心に復興。工場や企業、大学の進出、ニュータウン開発などもあり、さまざまな顔を持つ街に発展してきた。

 展示は、市になる以前の明治時代の資料などを紹介した上で、(1)市制施行とその時代(2)多摩陵(たまのみささぎ)造営とまちのにぎわい(3)八王子を支えた織物業(4)戦後の復興と市街地の変化(5)周辺・丘陵地の開発(6)名誉市民と八王子ゆかりの人々−のテーマに分けて、百周年を振り返っている。

 今年開館五十周年を迎えた同館で、あまり取り上げてこなかった織物産業や市ゆかりの人たちの紹介に力を入れた。例えば織物では、男性向け中心の地味な色から、色や柄に凝った華やかな女性向けへと移り変わる様子を、実物の着物やポスターなどで感じ取れる。

 名誉市民の俳人・小説家瀧(たき)井孝作氏(一八九四〜一九八四年)や、日本を代表する詩人・童謡作家の中村雨紅(うこう)氏(一八九七〜一九七二年)ら、市ゆかりの九人の作品や愛用品、写真なども紹介している。

 学芸員の小林央(おう)さん(52)は「街が発展する転機を中心に構成した。展示を通じて懐かしんだり、新たな発見をしてもらったりして、これからの八王子の百年をどう進めるか考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 入館無料。開館時間は午前九時〜午後五時。月曜と二十四日は休館。十九日と二十五日の午前十一時から、学芸員による展示解説(無料)がある。問い合わせは同館=電042(622)8939=へ。

 

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