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【東京】

記事読み描く抽象画 北区・八幡小の6年生 2日の音楽会で校内展示

新聞記事の感想を抽象画にした辻大和君(前列)、越川愛弓さん(後列左)、樋田柚葉さん=北区で

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 北区立八幡小学校(赤羽台3、市川由紀絵校長)の6年生11人が、本紙などの新聞記事を読んだ感想を抽象画にした。自分の心を表現する図工の授業「ココロノ色・形」での取り組みで、NIE(教育に新聞を)活動を兼ねている。全員の作品を来月2日、同校体育館で行う音楽会の会場に展示する。 (上田融)

 作品は七月に描いた。児童たちはまず、週一回、朝の授業前の十五分間に行う「NIEタイム」を活用して新聞を読み、気になった記事を一人一本選択。その後の図工の授業で、選んだ記事の感想を、色や形で表現する作業に取り組んだ。アクリル絵の具を使い、布キャンバスに絵筆やローラーなどで描いた。

 樋田柚葉(ゆずは)さん(11)は、九州豪雨の記事を絵にした。「被災前の静かな生活を想像してオレンジを塗り、その上に土砂などをイメージした暗い色を重ねた」。被災住民の不安な気持ちは灰色の線で表したという。

 北朝鮮のミサイル発射について描いたのは辻大和君(12)。筆を振り、色をちりばめる技法を使った。「ミサイルを怖いと思う日本人の気持ちは青や黒、発射を喜ぶ北朝鮮の人の気持ちは赤やオレンジにした」

 「真ん中の円は地球。背景の黒はテロ組織で青は警察」と解説するのは越川愛弓(あゆみ)さん(11)。改正組織犯罪処罰法施行の記事を読んだ。円内の赤色で爆弾を、オレンジで平和を表現した。

 同校は二〇一三年から図工に抽象画を取り入れ、今回、初めて記事を題材にした。

 担当の大石広和先生(45)は「抽象画は写生が苦手な子でも描くことができるし、感情を形や色に表すことで自分を見つめ直し、視点や見方を広げることが期待できる。新聞は内容が多様で感想を描くきっかけが多い」と話す。自己表現をためらう子が、気持ちを出すようになるなどの効果があるという。

 展示は音楽会(午前八時五十分〜午後零時二十分)の休憩時間と、終了後の午後二時まで。問い合わせは同校=電03(3900)8855=へ。

 

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