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【東京】

白杖SOS 啓発列車運行 都電荒川線 シグナルデザイン

ラッピング電車の前で白杖SOSシグナルのポーズをとる視覚障害者たち=荒川区南千住で

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 視覚障害者が助けを求める際に、白いつえを体の前に高く掲げるポーズ「白杖(はくじょう)SOSシグナル」を広めるキャンペーンが一日に始まり、シグナルをデザインした都電荒川線のラッピング電車が運行を始めた。荒川区南千住一の三ノ輪橋停留場前では、視覚障害者らが実際にポーズをとってPRした。

 キャンペーンは来年六月の全国盲人福祉大会東京大会に向けて約半年間、都盲人福祉協会(都盲協)が展開。同停留場では都盲協や協力する区社会福祉協議会の約三十人が、乗客らにキャンペーンのバッジを配りながら「視覚障害者が困っていたら、声を掛けてください」と呼び掛けた。

 都盲協の笹川吉彦会長は「シグナルはまだまだ普及しておらず、一般の人に知ってもらわないと意味がない」と強調。キャンペーンを企画した豊島区盲人福祉協会(豊盲協)の市原寛一(ひろかず)代表(50)は「視覚障害者は迷子になったり、信号の色が分からなかったりと分からないことばかり。シグナルを世界に広めたい」と意気込んだ。

 車両はピンク色で、豊盲協が新たに作った点字ブロックのキャラクター「点ブロくん」が、つえを掲げるイラストを描いた。キャンペーン費用計約三百万円は、いったん市原代表が負担しており、インターネットのクラウドファンディングで寄付を募る。 (中村真暁)

 

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