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【東京】

都議会定例会 所信表明で小池知事「厳しく省み 都政に専念」

衆院選後初の定例都議会で、所信表明する小池知事=都議会議場で

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 都議会定例会は一日開会し、小池百合子知事は所信表明で、国政政党「希望の党」代表として十月の衆院選に臨み、惨敗したことについて「私自身の行動により、多くの皆さまにご困惑、ご心配をおかけした。自らを厳しく省み、あらためて都民ファーストの姿勢で都政に専念したい」と反省の言葉を述べた。

 所信表明では「日本経済のエンジンである東京が改革を加速し、日本全体をけん引しなければならない」と強調。「超高齢社会への対応、保育サービスの質と量の充実など、『人』に焦点を当てた施策を力強く展開する」と述べた。豊洲市場については「日本の中核市場へと育て上げ、新たな豊洲ブランドを確立したい」とした。

◆知事は「一心一意」 各会派対応は 

 小池知事は所信表明で「一心一意。都政にまい進する所存だ」と、集中して励むことを意味する四字熟語を用いた。そんな知事にどう向き合うのか、各会派の幹部に四字熟語などで回答を求めてみると−。

 知事の支持勢力から一転、距離を置く姿勢の公明。東村邦浩幹事長は「思いはしっかりと受け止めたい」としつつ、「一心一意」の言葉には「有言実行を求めたい」。

 都民ファーストの会の増子博樹幹事長は、知事との距離感を「異体同心」と説明。体は違っても心は一つという意味だ。「車の両輪として頑張っていきたいとの思いを新たにした」と話す。

 自民の秋田一郎幹事長と、民進の中村洋幹事長は、四字熟語での回答を求めるまでもなく「是々非々」と述べた。秋田幹事長は「いたずらに(都政を)混乱させたことは確か。都民に謝らなければいけない。(所信表明は)中途半端な気がした」と批判した。

 共産の大山とも子幹事長は「都民の暮らしを守るため厳しく対応する」と説明。四字熟語ではないが、会派内での検討結果という。都民ファを離党して「かがやけTokyo」を結成した音喜多駿幹事長は「虚心坦懐(きょしんたんかい)」と回答。心にわだかまりがなく、さっぱりしていることを表す言葉が返ってきた。 (榊原智康、内田淳二、木原育子、唐沢裕亮)

◆<傍聴記>質問時間 生かせるか 

 国会では、質問時間を巡り与野党で攻防があった。都議会はどうだろうか。

 一日開会の定例会では、十一月下旬の議会運営委員会で代表、一般両質問を計六時間と決めた。配分は、都民ファーストの会二・五時間▽公明六十六分▽自民六十三分▽共産五十一分▽民進十四分▽かがやけTokyo六分。会派の人数に比例しており、国会の与野党の時間配分と比べても、知事支持派の都民ファは優遇されている。

 都議選後の八月末に開かれた臨時会で、都民ファの都議は小池知事の政策について「高く評価する」を連発。議会のチェック機能を果たせるのか、と疑問に思った。衆院でも、十一月下旬の予算委員会では与党から外交や経済政策を称賛する質問が目立った。

 都議会は改選後、九〜十月の定例会を経て第三ラウンド。都民ファは「生みの親」である小池知事に遠慮なく切り込めるのか。その政治姿勢をみていきたい。(木原育子記者)

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