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【東京】

スカイツリー冬の安全 落雪対策、設備を報道陣公開

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 雪の季節を前に、東京スカイツリー(墨田区)の落雪対策が五日、地上三百七十五メートルの天望デッキ屋上で報道陣に公開された。今冬は小型洗浄機を試験導入。四〇度の温水を噴射して雪を溶かし、作業の効率アップを図る。

 屋上の外周には、積雪が外に落ちないように「パラペット」と呼ばれる金属板の柵が並んでいた。外壁パネルには着雪防止の電気ヒーターも装備している。

 最上部の鉄柱「ゲイン塔」は先月、仮設ネットで覆われた。塔に付着した雪が大きな塊になって飛散するのを抑えるためだ。ネットの一部には、昨季から水をはじく撥水(はっすい)加工されたものなどを使い、着雪や着氷を防ぐ効果を検証している。

 人力での対策も欠かせない。昨季は最多で、一日約百二十人が、雪を払う作業や地上での警備をした。払雪作業では先端がブラシ状やノコギリ状の器具を使う。伸ばすと最長四メートルになるものもある。

 今冬からは洗浄機のほか、氷を溶かす解氷液や凍結防止剤も試験的に使う。目がくらむような高所での作業だが、作業スタッフの男性は「高さへの慣れが一番危ない」と語った。

 昨季は周囲の住宅や車に三件の落雪被害があった。担当者は「大きな事故が起きないよう対策を進めていく」と話した。 (飯田克志)

 

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