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【東京】

<論戦都議会>代表質問 入札改革 自公が批判

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 都議会の定例会は六日、代表質問が行われた。小池百合子知事が導入した入札契約制度改革を巡り、公明や自民から批判が相次いだ。知事との協力関係を見直して「是々非々」の姿勢に転じた公明は「抜本的に見直しを」と強く迫った。

 公明の橘正剛氏は、豊洲市場の土壌汚染対策工事で入札不調が相次いでいることについて「工事九件のうち四件が入札契約制度改革の新ルールにより、中止を余儀なくされた」と指摘。「随意契約への移行を検討しているようだが、遅きに失した感は否めない」と批判した。

 自民の鈴木章浩氏は、改革で中小の建設業者が入札に参加しにくくなっていると強調。「問題が多い(制度の)変更は、すみやかに元に戻すべきだ」と主張した。共産の米倉春奈氏は、入札不調を受けて都が予定価格を一・四倍に引き上げたことに触れ、「(これまでの)三代の知事と同じ」と非難した。

 一方、知事を支持する都民ファーストの会の山内晃氏は、豊洲市場の工事は二〇二〇年東京五輪・パラリンピックと関連しており、「特別な事例だ」などと改革を擁護した。

 小池知事は「絶対的な唯一の答えはない。業界団体の声も聞きながら、よりよい制度の構築に取り組んでいく」と述べた。ほかに民進の西沢圭太氏も質問した。 (榊原智康)

<傍聴記 唐沢裕亮記者>公明の立ち位置は?

 「政治は結果だ。知事が進めてきた改革成果を都民が実感できない」。代表質問で公明都議は、東京五輪・パラリンピックの競技会場見直しや市場の移転問題を引き合いに、冒頭から小池知事を突き放した。

 知事に協力的だった公明からの苦言。十月の衆院選で、知事が国政進出の動きを見せたことへの反発があらためて浮き彫りになった。そんな質疑に、ちょうど一年前を思い出した。

 当時、公明は議員報酬の削減案を巡り、友好関係にあった最大会派の自民との「決別」を宣言。都議会で長年続いた自公の蜜月が崩れた。公明は「改革」をキーワードに知事との連携にかじを切り、七月の都議選では知事が事実上率いる都民ファーストの会が大勝。一方、自民は大敗し、第三会派に転落した。

 公明が再び自民と連携する可能性は。それとも来年度予算を巡る駆け引きか。キャスチングボートを握る第二会派の動向が注目される。

 

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