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【東京】

はいからさん 魅力に迫る 大正乙女語る資料も

「はいからさんが通る」の原画などが並ぶ展示=文京区で

写真

 大正時代が舞台のラブコメディー漫画にかかわる品々を展示した「『はいからさんが通る』展〜大正 乙女らいふ×大和和紀(わき)ワールド!〜」が、文京区の弥生美術館(弥生二)で開かれている。漫画だけでなく、主人公らが身にまとった当時の乙女スタイルにまで迫る内容になっている。二十四日まで。(中村真暁)

 漫画「はいからさんが通る」は一九七五〜七七年、漫画家の大和和紀さんが「週刊少女フレンド」で連載。えび茶のはかまにブーツ姿のおてんば娘・花村紅緒(べにお)が、持ち前の行動力と明るさで道を切り開いていく物語だ。テレビアニメや実写映画(南野陽子さん主演)、舞台になり、十一月からは劇場版アニメが公開されている。

 会場では、人気シーンなどの原画約百三十点のほか、大和さんの他の作品や、大正〜昭和初期の女学生や職業婦人についての資料を展示。紅緒が自転車通学する原画近くには、自転車の横に立つ女学生の古い写真を掲示し、当時使われたタイプの自転車を置いた。自転車に乗った女学生が「生意気だ」と嫌がらせを受けたことや、新しい文化の象徴として広告に描かれたエピソードも紹介している。

 学芸員の外舘(とだて)恵子さん(33)は「女性が自転車に乗るなんて、これまでになかったこと。大正時代は世の中が変わり、女性も活動的になっていく時代。展示を見て紅緒をはじめとする当時の女性たちからパワーをもらってほしい」と呼び掛ける。

 月曜休館。入館料は大人九百円、大学高校生八百円、小中学生四百円。はかま姿なら百円割引となり、しおりのプレゼントもある。これまで、当初の予想を上回る約百人がはかまで来館した。問い合わせは、弥生美術館=電03(3812)0012=へ。

 

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