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【東京】

人形劇 高島平から笑顔 団地拠点の劇団、17日に40周年公演

公演に向けて意気込む人形劇団「ポンペリポッサ」の三河通代さん(左手前)ら=板橋区で

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 板橋区高島平団地を拠点に活動するボランティア人形劇団「ポンペリポッサ」の40周年記念公演が17日午後2時から、区立高島平図書館で開かれる。団地の母親らで結成し、高齢化による解散の危機も乗り越えてきた。メンバーは「子どもたちの笑顔がパワー」と練習に励んでいる。 (増井のぞみ)

 「きょうは楽しい動物まつり」。高島平団地の集会所で、黒い舞台の上をブタやタヌキ、サルなどの人形が軽やかに踊りだす。舞台の下では女性たちが腰をかがめ、肩より上に手を上げて人形を操る。

 演目は、タヌキのター君が鳴き声を探し求める物語「ター君のなき声さがし」。人形や舞台装置、小道具、台本はすべて手作りだ。代表の三河通代(みちよ)さん(75)は「四十年前から続けてきた手作りのぬくもりを、今の子どもたちに感じてほしい」と話す。

 結成は、第二次ベビーブーム後の一九七六年。幼稚園に入れなかった子ども向けに団地自治会が開いた幼児教室で、母親たちが人形劇を披露したのがきっかけだった。好評を博し、翌七七年四月に人形劇団として本格的に活動を始めた。

 上演してきたのは、劇団名の由来になったスウェーデンの王女の物語など長編(四十分)七演目が中心。「子どもの時に見た」という母親が子どもを連れてきたり、大人の男性が「感動した」と言ってくれたこともある。

 当初十数人いたメンバーは、年齢などを理由に減少。三年前、結成初期からのメンバーの三河さんを含め二人になり、解散の危機に直面した。三河さんはチラシを配るなどして参加を呼び掛け、現在は区内外の五十〜七十代の女性七人で、七夕とクリスマスの年二回の上演をする。

 新たに加わった女性(57)は「子育てを終え、新しい仲間と目標に向かって練習するのが楽しい」と声を弾ませる。金曜午後に練習できるメンバーを募集中で、三河さんは「五十周年まで続けたい」と話す。問い合わせは三河さん=電080(9415)1235=へ。

 

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