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【東京】

<論戦 都議会>定例会閉会 自公の批判、厳しく

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 都議会定例会は十五日の本会議で、職員のボーナスを引き上げる条例改正案など七十二議案を可決して閉会した。衆院選後、初の定例会は各会派が小池百合子知事とどう向き合うかが焦点となったが、自民だけでなく、支持勢力だった公明からも都政運営に厳しい批判が出た。 (榊原智康)

 公明は特に、知事が主導した入札契約制度改革を問題視。十五日の本会議では「入札不調の発生率が以前の二倍に達している現状を安閑と続けるわけにはいかない。早期の立て直しを」と見直しを求めた。

 共産は豊洲市場の土壌汚染追加対策工事について「地下水管理システムに関する工事三件の平均落札率は99・9%。予定価格はゼネコンの要望を踏まえ、当初の一・四倍に引き上げられた」と指摘。自民は「知事の思い付きやパフォーマンス、都政をないがしろにした国政選挙進出などにより混迷を深め、随所に大きな弊害が出ている」と批判した。

 一方、都民ファーストの会は入札改革について「公正性、競争性の担保という点では一定の成果が出ている」などと擁護した。

 衆院選で小池知事は、国政政党「希望の党」代表として臨んだが惨敗した。公明は国政関与を批判して是々非々の姿勢に転じ、知事の支持勢力は過半数割れの状態。年明け以降も難しい議会運営を迫られそうだ。

◆都教委 いじめ認知件数1万8156件に修正

 都教育委員会は十五日、十月に公表した二〇一六年度の都内公立学校のいじめ認知件数について、一万八千百五十四件から一万八千百五十六件に修正したと発表した。

 都教委によると、小学校一校で二件の集計ミスがあった。

◆小池知事会見ファイル 今年の漢字 改革の「改」かな

 −与党の税制改正大綱で、(都税を)持っていかれるだけでなく、国から何かを引き出す交渉はしないのか。

 基本的に(税制は)どうあるべきなのか、基礎をしっかりと踏まえて対応したい。やはり地方分権や地方自治という根本に立ち戻った上で、(他の自治体に)連携を呼び掛けたい。

 −豊洲市場への移転に向け、江東区との(協議の)進展は。

 土壌汚染対策、交通対策、にぎわいの場の整備という江東区からの要望にしっかりと取り組む。お互いに知恵を出し合いながら、良質のにぎわいを創出していきたい。

 −バイクの駐車場整備が振るわない原因は。

 若者のバイク離れというのも大変な問題。その理由の一つは駐車場の確保ではないかなと思っている。担当者のお尻をたたいて、もう少し頑張るように言っておきたい。

 −知事の今年を漢字一字で表すと。

 改革の「改」かな。改めていろいろ挑戦をしていきたいし、改めて都政にしっかり取り組んでいく。そんな思いを込めて。

◆<傍聴記>唐沢裕亮記者 新会派名の前途も多難?

 十月の衆院選を巡り、国政で立憲民主党と希望の党に分裂した民進党。都議会では民進会派が五人いて、今定例会では小池知事への追及で一定の存在感を示した。

 十五日の本会議では「国政政党や地域政党における唐突とも言える代表就任や辞任を繰り返した」と政治姿勢を批判。六日の代表質問でも「(知事の)任期を全うするつもりはあるのか」とただした。

 閉会後、民進は会派名の変更を都議会局に届け出た。新会派名は「都議会民進党・立憲民主党」。五人のうち一人は立憲民主への入党を控えているが、「けんか別れしているわけではないから」と、党名を併記した形になった。

 とは言っても「民進党自体がなくなっちゃうかもしれないし」とぽつり。別の一人は「今後、新年会などで肩書を紹介される時、長すぎるよね」とぼやいた。新会派名の前途も多難かもしれない。

 

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