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【東京】

ノリノリ 大正の明大校歌 いえい いえい、フレー フレー…

校歌の原譜を高らかに歌う明治大グリークラブのメンバーら=千代田区の同大で

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 一九二〇(大正九)年にできた明治大学校歌は「いえい」「HIP(ヒップ)」など英語を使い、ラップのようにノリが良くテンポが速かった−。二十日夜に千代田区の明治大で開かれた催しで、学生らが九十七年ぶりに校歌初演時の歌を再現した。

 同大学史資料センターによると、校歌は、二〇年十月に隅田川で開かれたボートレースで同大端艇(たんてい)部を応援しようと、学生たちが奔走。詩人の児玉花外(かがい)の原詞を童謡詩人の西條八十(やそ)が補作し、「赤とんぼ」で知られる作曲家山田耕筰が作曲して完成した。

 原譜には「いえい いえい 明治フレー」などの盛り上げるリフレインがあるが、「幻の応援歌。歌いにくかったため、二八(昭和三)年のレコードではカットされた」(同センター)という。

 原譜は同大図書館に所蔵されているが、再現された記録はない。「校歌を歌えない学生が多い」と、校歌の歴史を調べた職員が原譜の存在を知ったのがきっかけで、今回のお披露目となった。

 参加した同大グリークラブの学生指揮者木村瑞希さん(22)は「百年前の学生の、一歩前に進もうという気風が感じられる音色」と声を弾ませた。山泉進・同センター所長(70)は「応援歌だったのだとよく分かった。校歌の研究を進め、来年大々的にお披露目したい」と話した。 (増井のぞみ)

 

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